目的と必然、とは。

■さぼり記/目的と必然

一部引用。

で、「何を書くか=書く目的」と「何故書くか=書かなければならない必然」が揃って、始めて、あとは「如何に書くか=書く技術」というものが必要な段階になる。

「教えられない前提」については、これは各人が自問自答して考えなければならない。一朝一夕に答えが出る類の質問ではないので、何度も答えを修正したり、翻意したりすることもあるだろう。過去の自分の意見との一貫性に呵まされて、新しく手に入れた考えをなかなか認められない人もあるかもしれない。そうした「いったりきたりする信条」というのは、お金を頂いて文章を書く身の上になってもなお続く。もしかしたら一生続くのかもしれない。たいへん難儀である。



一方で、最終回答ではないにせよ「今、自分は何を書きたいか。何故それを書きたいか」という質問に対して、その場その場で何らかの答えを見つけられれば、後は周りが止めたっていくらでも書ける。それこそ、1週間で文庫一冊だって書けるのである(笑)(本当)


……なるほど。