パシフィック・ステイト

OP無しで始まって、視聴者の予想の斜め上を行った今回のエウレカセブン
スーパーカーの「STORY WRITER」がバックになっていた。この曲はたまに挿入歌として鳴っていたことがあるが、こうして聴くとOPに使ってもいいかもしれない)
「リフ=サーフィン」「移民」など興味深いネタが。
アレだけの短い時間の中に含まれる情報量の凄まじさ。
エウレカセブンはそういうアニメーションだが、裏設定を知らなくとも観ているだけで面白い…というエンターティメント性も含んでいるのが凄い。


今週も、恐ろしく燃える展開&泣ける展開&感動の展開だった。
レントンエウレカホランドとタルホ姐さん。
二組の愛情の形と、表現にはぐっときましたなぁ。
最近のアニメーションにありがちな「イライラする登場人物」があまりいないのがいい。
レントンの答えと、ホランドの告白。
どちらも「いろいろな意味で男らしい」という共通点がありながら、異なった描き方で見せる辺り、スタッフは偉い(笑)。
レントンがちゃんとエウレカを見て答えた事。
ホランドが「この世界を守りたい」という理由の中に「タルホを愛しているから」という部分が大きかった事。こういう照れくさい事をスマートに、かつ泥臭く、あのホランドに語らせたのは良いなぁ。涙腺が緩む(笑)。


そして、ゲッコーステイトの面々の決意。燃えます。
こういう展開もあるから素晴らしい(笑)。


これから遂に物語の核心へ。
レントンエウレカという切り札の意味。
スカブ・コーラリアンの運命。
星と移民してきた人類の運命。
そういった大きなテーマという縦糸にレントンたちの今、という横糸が絡んでいる。
最後、どういった最終回になるのか。
全員生き残って、笑って…というものならいいなぁ。
今回のラストシーンの写真、「パシフィック・ステイト」のように。