猛る視聴者。
……というサブタイトルの方が絶対似合うなぁ……、ねぇ白倉P様。
昨日、「星を喰った男*1」を読み終えましたが、その中にこんな潮氏の言葉があったんです。
子供番組はね、子供と一緒に見ている大人に受ければ成功なんだ、ってよく平山さんがおっしゃってましてねえ……。
平山さんというのは「平山亨氏」。かの有名な東映の名プロデューサーのこと。
なるほど。確かに。
仮面ライダー響鬼は「奥様狙い」ではない、正統派のドラマ&子供達に正しいことを教えるヒーロー番組だったから、大人が見ても面白かった。
だから、アレだけ受けたわけで。
「子供相手だからって、手を抜いちゃいけない…。子供の眼力は鋭い」も平山氏の言葉だったような。
今の響鬼に、それは、ない。
現体制で作られた響鬼が詰まらないのも、色々小さな事が積み重なっての事だと思う。
井上敏樹氏の起用は、いつもながらの「急な仕事」だからだろう。
その辺は判っているのだが、最後まで抵抗したいのがファンである。
未来への財産としての響鬼は死んでしまっていない…と思いたいのだ。
ちなみに、「潮健児氏×平山亨氏」の対談の中の「平山氏の言葉」。
ジャイアントロボの最終回の展開について。
やはり、心を失っている現代人に、心の大事さをアピールしようと、スタッフ達全員が一丸となって思っていたからなんです。
30話から、響鬼をそのように作られてますか?耳は痛くないですか?
「褌*2」なんて小サブイねたぁ、言ってる暇があったら、ちったぁ、なんとかならんもんですかねぇ?ああん?
星を喰った男―名脇役・潮健児が語る昭和映画史 (ハヤカワ文庫JA)
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