「幽」怪談文学賞。

レギュレーションが公開されましたね。

■ここから。

短編:40文字×300〜500行(400字詰め30〜50枚程度)2006年6月10締め切り
長編:40文字×3000行程度(400字詰め300枚程度。内容紹介添付の事)2006年8月10日締め切り
創作実話構わないようです。
ちなみに審査員は「怪談之怪メンバー」+ゲスト審査員。
まさか、平山夢明氏ではあるまいな…と深読み。


短編は「短い話を数話まとめても、可」ということです。
要するに「実話怪談形式の話をまとめたもの」でも送る事ができるということ。
なんか、とってつけたようなレギュレーションですな。
一編の中に数話まとめたのは、ビーケーワンで誰かがすでにやっていたよーな(笑)。


さあ、参加される方は今から全力で執筆を開始される事でしょう。
頑張ってください!
で、誰か実話怪談で入賞を狙ってください(笑)。
そうそう、GIMA様は参加されますか?


しかしまー、好き放題怪談之怪メンバーが色々ぶっちゃけてますが…。
京極夏彦氏が「怪的なものに対する箍が外れて〜」だの、木原浩勝氏曰く「怪談蒐集で苦労したのがオカルトブームのとき」とか、東雅夫氏が「事実をリアルに伝える為にもテクニックが必要なのです。それこそが“文芸”なのです」とか。あ、中山市朗氏の発言は?
要するに「面白いもん書け」でいい、と思うんだけど、どーすか?


しかし、ひっかかるのは東氏の「事実をリアルに伝える為にテク必要=文芸」。
それを普通は「筆力」というような。
「文芸=詩・小説・戯曲など、言語表現による芸術。文学」が一般的な意味っすよね。
どうしても、実話怪談を文芸にしたいらしいなぁ……。そうしないと、「幽」文芸賞で実話怪談を文芸として評する事ができなくなりますからね。そうなると、怪談之怪メンバーの半分が審査する時にも問題が(笑)。仕方ないか。
こまったもんだ。