「オペラントの肖像」を読んだ。

異形コレクション「アート偏愛(フィリア)」収録の短編【オペラントの肖像】を読んだ。
お母さん、これが……。これが…………。
これが、凄い。あのタイトなスケジュールで書いたとは思えない、実に見事短編です。
出だしの一文から、ぐっ!と脳髄を鷲掴みにされ、あとは一気に。
イメージの奔流と言うか、なんというか、予想していたものとは全く違う世界があります。
読み終えた後、もう一度最初に戻って読み直してしまいました。
再度読むと、細かい部分で様々な仕掛けがしてある事に気がついて、更に面白いのです。
当初、タイトルの「オペラント条件付け」がどう絡んでくるか興味しんしんだったのですが……是非、じっくり読んで味わっていただきたいと思います。
只今興奮状態なので冷静な判断が出来ておりませんが、「面白い小説を読ませていただいた」とだけ申し上げておきます、お母さん。

追記:今回、無理矢理例えるならフィリップ・K・ディック?……まだ煮えてるな、脳。

アート偏愛 (光文社文庫)

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