2006-01-01から1年間の記事一覧

伝説の神 ▼

▼今ひとつと評価する 「帝都首塚奇談」を書いた著者による「将門公奇談」第二話。 ……ていうか、まだひっぱるか(笑)。 この加門七海氏の著作は、「平将門魔方陣(河出文庫)」だろう。 (元々はハードカバー版。「平将門は神になれたか(ペヨトル工房)」)…

金縛り ▲

▲良いと評価する 昨今の怪談事情から言って、金縛りネタと言うのは中々難しいものだ。 正直「目が覚めたのに身体が動かせない」「周りに怖いものが見えた」「その最中に幽体離脱をした」などというパターンの話は、すでに実話怪談ファンからも飽きられている…

金縛り ▼

▼今ひとつと評価する 昨今の怪談事情から言って、金縛りネタと言うのは中々難しいものだ。 正直「目が覚めたのに身体が動かせない」「周りに怖いものが見えた」「その最中に幽体離脱をした」などというパターンの話は、すでに実話怪談ファンからも飽きられて…

ないはずの道路 ▼

▼今ひとつと評価する 著者本人の体験。 そして、実在の地名がたっぷり出てくる怪談。 なのだが、面白いかと言われれば、ネタは凡庸。 なので、今ひとつ。 今回の三つの作品を見て思ったのは、 『実在の地名や建物の名前を出しても、意味がない事もある』 と…

旧校舎 ▼

▼今ひとつと評価する 文体が滅茶苦茶で、どーなってんの!?と思わされる作品。 ・そしたら、 ・飛び降りたんだと。 というタイプミス臭いものから、構成の悪さまでずずずいっと。 兎に角、判り辛い。読み辛い。 ネタも凡庸。小学生向けの本のようだ。……とい…

地獄の門 ▼

▼今ひとつと評価する この作品を読んで、まず思ったのが<「帝都首塚奇談」「伝説の神」の人?>ということ。 実在の地名。オカルト知識。文体。 その辺りからなんとなく思っただけだが。 ということは、その二作品と同じような不満足な部分がある、というこ…

サスペンス ▲

▲良いと評価する タイトルだけで「期待出来ない」と思った一作。 読んでみると、話としてはまぁまぁ面白いなと思った。 「怒れるばあちゃん」というのは反則というか(笑)。 前に「死者の霊は四十九日間軒下に留まる」という話を聞いたことを思い出した。 …

他人まかせ ▲

▲良いと評価する 話としては面白いかなぁ、と思う。 夜中。裸足の少女。というのは中々不気味。 なんだけど、所々で醒めてしまう。 透き通るほどの色白であるにもかかわらず、スポーツ好きな健康な女性である。 という和泉さんは、マネージャーとかしかやっ…

遊びにくる ▼

▼今ひとつと評価する これ、どこかで読んだ事があるような話だなぁ、と思った。 ・幼稚園の窓から知らない子が覗いてる ・見えるのは一部の子 ・その子が幼稚園の中に入ってくる ・一部の幼児大パニック とかそういうネタ。 うーん、なんだったかなぁ……。 あ…

少しだけ追加。

超-1公式BlogにTBしても、パッと見で評価が判らなかったので、少々変更。 タイトルの横に「▲」「▼」を付けた。 ▲=良いと評価する ▼=いまひとつと評価する もちろん、本文頭にもこれまで通り評価は明記はします。はい。

会議室

▲良いと評価する 中々面白い、と思う。 広告業界の話を仕事の流れを絡めて書くこと。 その仕事の流れから、怪異になだれ込んでいく事。 自然に展開されていると思う。 ただ、残念な部分がある。 話の構成上仕方がないのかもしれないが、所々で「一言でも」フ…

じいさん

▲良いと評価する 実話怪談としては「怖くない」部類の話。 不思議譚に分類すべきか。 これを読んである「妖怪名」を思い浮かべたが、それは考えすぎか(笑)。

学校の怪談

▼今ひとつと評価する 実話怪談の形だけを借りた、詰まらない小説に見える。 気になる部分が色々ある事も、マイナスだろう。学校で起こった事件であるのなら、まず生徒が疑われるべきで、警察の介入の前に何らかの処置を学校がしているはずではないだろうか?…

泥に塗れて

▲良いと評価する 正体不明の「何か」の目撃譚。 読者はその正体が何なのか色々考えて楽しめるだろう。 実話怪談の面白い所である。 読みやすさもまあまあ、といったところか。 少しくどい表現が合ったりしたので、そこは直すべき。 以下は一部を書き直したも…

沼に沈む

▼今ひとつと評価する 所謂「臨死体験」もの。 全身麻酔をかけられた話者が、死の淵をさまよい見た幻想を語る、 と言う話であるが、これは現代レベルの実話怪談としては、実に辛い。 文章は読みやすかったが、いくつか気になった点もあるので、そこが 気にな…

アパートにて

▲良いと評価する らしく・らしくないでいうと、実話怪談“らしい”話。 不条理な部分が結構不気味。 判りやすさといい構成もしっかりとしていると思う。 ただ残念なのは「話が怖くない」こと。 淡々と起こったことが書いてある、という印象。

写真

▼今ひとつと評価する 心霊写真ものの怪談。 ありがちなネタで、一昔前の怪談の趣がある。 子供向けの「学校の怪談」とかに入っていそうな話。 なんとか実話怪談として成立はしているが、面白いネタか?と 聞かれたら、「そんなに」と答えてしまうだろう。

動物づくし

▲良いと評価する 金縛り怪談+動物もの。 とぼけた味わいの実話怪談だと思う。 怖くもないし、普通に不思議な話なのだが、あまりに 『意味不明』の組み合わせ&シチュエーションに笑ってしまう。

帝都首塚奇談

▲良いと評価する ネタは面白い。 流石100パーセントの場所(笑)。 まるで一編の短編小説を読んでいるようだった……。 というのは実は、褒め言葉ではない。 小説風=「創作臭」に繋がっているのである。 やたら説明的で押し付けがましくくどい文章が辛い。 著…

本日TBエラーなり。

なので、後ほど再チャレンジの予定。 ということで、とりあえず「講評」だけ更新です。 できたー。 じかんあけたらできたー。

離岸流

▼今ひとつと評価する えー、すみません。 何回読んでも「?」でした。 考えオチ系の実話怪談なのか?と色々考えましたが、 どうにもこうにも理解できません。 そりゃあ、溺れ死ぬ人を見るのは怖い話ですが、 実話怪談じゃない、と思います。 あ!もしかした…

かくれんぼ

▲良いと評価する 話としては、まあまあ面白いかもしれない一品(ありがちな部分もあるが)。 家の中に現れた少女を見てから起こる怪異の連続。 自分達家族以外の誰かがいるのではないか?という不安感。 何かがやって来る恐怖。 その怪異の原因かもしれない…

ゆめを、みていた

▲良いと評価する 投げっぱなしジャーマンスープレックス・ショート怪談。 新耳袋や禍禍、「超」怖い話の短めの話に通じるものがある。 最初は単純に「不思議な話だな」と思っていたが、 後になるほど「ボタンの掛け違い的」な怖さが出てくるように感じる。 …

ニア

▲良いと評価する 動物三部作(と勝手に呼んでみた)の最後。 スタイル的には聞き書き怪談(「超」怖い話的・パ……以下略)だ。 気になるのは、誤字など(公式掲示板参照)、文章が荒れている部分。 そして、他の参加作が文庫本1P〜3P程度で収まってしまう長さ…

神馬

▲良いと評価する みっちり行が埋まっている&独特の文章で少々読み辛い作品。 ネタとしては「極初期「超」怖い話」もしくは「新耳袋」的な話だろう。 強烈さはないが、地味な面白さはある、かもしれない。 が、この作品の最大の敵は「読み辛さ」ではないか、…

愛犬

▼今ひとつと評価する ちょっと読み辛い作品。 改行と言葉の流れがその原因だろう。 ネタ分類をすると「夢オチ」になるのだろうか? 最後の台詞はぞっとするが、結局それは夢の中の台詞でしかない。 「この台詞を最後に持ってくればいい表現だ」という著者の…

超-1エントリー作講評。

講評の方法として、BlogのTBを使います。 [講評]というカテゴリーを作成しましたので、超-1講評のみ 読みたいという方は[講評]をポチッと押してください。 また、評価を判りやすくする為に、以下の一文を最初にいれます。 ▲良いと評価する ▼今ひとつと評価…

新スレ

某巨大掲示板の某スレ4いや、いつの間にか前スレが1000いってましたね。 4スレ目に、 それはそうと、2ちゃんねるからトラバを飛ばすのって本当にできんの? 2ちゃんねるがトラバ対応っていうのは知ってたけど使ったことなかったんで。 だとすると、公式に…

怖い本5読んだー。

まだ一回しか読んでないので、紹介文はまだ先。 全体的な印象は「怖いし面白い。けど「超」怖い話とはやっぱ違う」ということ。 どこが?と聞かれた場合答えに詰まる可能性もありますが(笑)。 んー、こんな感じかな。 ・編集系部分(担当編集氏の違いがは…

忘れていませんか?

・幽怪談文学賞 まだやってるんですよ。発表どころか締め切りもまだまだ先なんですけど(苦笑)。 幽怪談文学賞を忘れないでやってください。←失礼な! とはいえ、流石に実話怪談好きは超-1に注目するわな。 ・その超-1 簡単に「やること」をまとめてみま…